コメダ珈琲店 ドトール、スタバと一線画す非セルフ型で攻勢


名古屋の喫茶店チェーン・コメダ珈琲店が、ドトールコーヒースターバックス
コーヒー
の“2強”の牙城を崩そうと出店ラッシュをかけている。

 コメダ珈琲店といえば、500円前後でボリューム満点のフードメニューを楽しめる
ことで人気。焼きたてのデニッシュの上にソフトクリームとたっぷりのシロップがかけ
られた「シロノワール」は定番メニューだ。名古屋の人にとってはすっかり定着して
いるが、このコメダ珈琲店が全国へ拡大をしようと動きを強めている。

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ドトールコーヒースターバックスに迫る勢いのコメダ珈琲店



 現在、460店舗を展開するコメダ珈琲店。愛知県内では264店、岐阜県内に
29店舗、三重県内に28店舗、静岡県内に21店舗と、東海地方に約7割の店が
集中している。それが、東海地方の外に相次いで出店しているのだ。今年2月に
群馬・伊勢崎市に、8月には山梨・富士吉田市に。 東京でも、6月に三軒茶屋、
7月に荻窪、10月には新大久保にオープンした。

 「ここ1年で、東海地方以外に50店近くも出店しています。 4〜5年以内には
総店舗数を1000店舗まで拡大しようという狙いのようです。 ドトールコーヒー
スターバックスコーヒーのような全国展開を視野に入れています」(業界関係者)

 現在、業界1位のドトールが全国に1113店、2位のスターバックスが955店で、
1000店舗までコメダが展開すれば、3強入りを果たすことになるが、それが実現
できるのか?

 「コメダは、喫茶店というよりもファミレスに近い。 ドトールスタバと違って、
ゆったりできる喫茶店感覚と、食事ができるファミレスのいいとこどりをしていると
言えます」と話すのはフードジャーナリストのはんつ遠藤さん。
 
 スタバドトールといえば、カウンターで商品を注文して客が自分で受け取る
セルフサービスの形態。 サンマルクカフェタリーズコーヒーなどコーヒー
チェーン
の主流はすべてこのスタイル。しかし、コメダはこれとは一線を画す非
セルフ型だ。自由に読める雑誌や新聞が店内に置かれており、席はテーブル
ごとに仕切りがありソファでゆったり滞在できるのが特徴だ。

 「1時間以上滞在する人も多く、回転率の高さを重視する都心ではなく、郊外に
出店しているのも特徴です。 都心に多いドトールスタバとは競合しません」
(前出・はんつ遠藤さん)
 
 しかも、コメダは開店から午前11時まではドリンクを注文すると追加料金
なしでトースト、ゆで卵が付くというモーニングサービスがウリ。ボリューム
満点のメニューなどの名古屋スタイルは他県で受けいれられるのか?

 「B級グルメなどご当地ものがブームになっていくなかで、名古屋発のものは
人気が高いです。 普通の料理を自分たち流にちょっと変えるのが名古屋式で、
甘辛く味付けした手羽先や、あんかけスパゲティー、ひつまぶしもそう。さらに、
名古屋式にはちょっとお得感も加わる。 喫茶店ではモーニングサービスです。
その代表格がコメダというわけです。B級グルメの流れに乗って、コメダの人気は
全国に広がっていく可能性が高いでしょう。ただ、コメダは食事は喫茶メニューが
中心で“食事メニュー”という点では弱いので、夜の営業がひとつの弱点かもしれ
ません」(前出・はんつ遠藤さん)


NEWS ポストセブン 2012.10.28より


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